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介護老人保健施設さつき苑

施設長ごあいさつ

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皆さまこんにちは。当施設のホームページをご覧いただきありがとうございます。
この3年間世界中を恐怖と疑心暗鬼の渦に陥れた新型コロナ感染症が、令和5年5月より感染症法の2類から5類に移行しました。 しかし5類になったからといってウイルスが消えたわけではありません。 流行初期に比べると変異によって弱毒化しているのはたしかですが、逆に感染力は強くなっています。 また今後の発生状況やウイルス変異についてもはっきりした見通しは立っていません。 私どもの施設でも細心の注意を払っていたにもかかわらず、令和4年に大規模なクラスターを発生させてしまいました。 しかしながらそれを乗り越えた経験は、全スタッフの大きな糧となっています。 私どものような高齢者施設では5類になったからといって気を緩めずに、今後もワクチン接種の徹底と基本的な感染防御に努めてまいります。

さて、皆さまは厚生労働省の定める介護保険3施設というものをご存知でしょうか?
特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(療養病床群)の3つです。 それぞれを利用(入居・入所)できる条件は異なりますが、その特徴を大雑把に言うと以下の通りです。
・特養は家で生活のできない介護度の重い高齢者が生活する施設で、いわゆる終の住処といえる場所です。
・老健は病気や障がいでお困りの高齢者が再び家で生活できるようにお手伝いをする、病院と居宅の中間施設です。
・療養病床群は日常的に医療(たとえば喀痰吸引や点滴管理など)を要する高齢者が長期療養をする施設、やはり終の住処ともいえる場所です。 療養病床群は介護保険制度と医療保険制度のはざまにある問題から介護医療院(介護保険利用)という形に移行しつつあります。

私どもの施設「さつき苑」は介護老人保健施設(老健)です。病院での治療を終えられた方が自宅に帰れるように 医療・看護・介護・リハビリなどを行い支援する長期入所(ロングステイ)と、自宅での介護が一時的に難しくなったときに 利用いただく短期入所(ショートスティ)があり、92名(定員)の方が入所されています。
利用者さまとそのご家族の皆さまが笑顔で過ごせるよう、スタッフ全員が明るく優しい心で接するように努めています。 コロナ禍で中止せざるをえなかった毎月のお誕生日会・お花見・夏祭り・コスモス見物・紅葉狩り・クリスマス会・餅つき大会などの さまざまなレクレーションも再開し始めたところです。医療面では水虫・カゼ・膀胱炎から蜂窩織炎・肺炎・腎盂炎・帯状疱疹まで概ね施設内治療で対処しますが、 重症化の兆しがあったり専門性の高い検査や治療を要する場合は遅滞なく協力病院等を紹介しています。

皆さまが気になる入所期間について少しお話しします。当施設は老健ですので、基本的には3ヶ月から1年程度での在宅復帰を目指しています。 しかしながら、地域的な過疎・介護者の高齢化・核家族化などで介護力の不足している現在では、入所期間の上限を一律に定めてしまうことも難しいです。 利用者さまとご家族さまとの面談を繰り返し行うことによって、最善の方法を柔軟に探ってまいります。 その結果、入所が長引く方にはなるべく自宅で過ごすのと同じように日常を支援します。 また、十分なインフォームドコンセントのうえ、老衰などで亡くなられるまで入所していただくこともあります(ターミナルケア・看取り)。

最後に自己紹介をしておきます。私は昭和60年に医師になり約26年間を産婦人科医として過ごした後、平成23年より当施設長を務めており様々な経験を積んできました。 皮膚・脳・心・肺・肝・腎・糖尿・子宮・前立腺などあらゆる臓器の病気に接してきて多くの知識・経験・技術を身につけてきました。 図らずも私の医師人生は年代とともに「ゆりかごから墓場まで」を実践する形となっています。
医師になりたての頃は無給でしたので、生活費を得るためにいくつかの病院で当直をさせてもらいました。 それらの病院は当時のいわゆる「老人病院」でした。 建物に一歩入ると襲ってくる異臭・点滴に繋がれ生ける屍のごとく横たわっている高齢者たち・面会に来るたびに点滴や酸素を外して帰る家族、 当直室にいてもろくに食事が喉を通りませんでした。それを思い出すにつれ、現在の高齢者施設のなんと素晴らしいことでしょう。 異臭など感じたこともなく隔世の感があります。設備の充実もさることながら、汗だくになりながらの入浴介助・食事の介助・排泄の介助など、献身的なマンパワーが大きいのです。

老健とは医療・看護・リハビリ・介護などの機能がもっともバランスよく備えられた施設だと思います。
ご利用を検討中の皆さまには、ぜひお気軽にお声かけください。

さつき苑 施設長今石 清久

介護老人保健施設とは・・・

要介護状態と認定された利用者様に対し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするとともに利用者様の居宅における生活への復帰を目指した施設です。

入所の対象となる方

●介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、入院治療の必要がなく病状が安定している要介護度1~5の方。
●40歳以上65歳未満で要介護状態であって、その要因が特定疾病によるものであると認定された方。
※要支援1・2の方は、入所対象外となります。ただし、短期入所療養(ショートステイ)は入所対象となります。
入所の対象となる方

サービス内容

入所サービス

サービスの種類サービス内容
リハビリテーション 起居動作や生活動作などに関わる身体機能の維持・回復を目的に行われる。
専門家の配置が義務付けられているため、他施設に比べると専門的なリハビリの提供がある。
医療ケア インスリンの注射や痰の吸引、経管栄養など多くの医療行為に対応。
介護サービス 入浴・排せつ・食事といった生活動作の介助をはじめ、着替えや移動の際の介助も行う。
日常生活を送るうえでの全般的なサポート。
生活支援サービス 居室の清掃やシーツの交換などを行う。
食事の提供 1日3食の食事の提供。
10時・15時おやつの提供
入所者の希望・状態に応じて、ソフト食やきざみ食などの食事形態にも対応。
レクリエーション 身体機能の維持・回復やリフレッシュを目的に行われる娯楽活動。
手芸やカラオケ、ボードゲーム、脳トレなど多岐に渡る。

短期入所サービス

(要介護1~5)

介護者に不都合(病気、介護疲れ、旅行等)が生じ、介護困難になった場合に一定期間入所サービスが受けられます。

介護予防短期入所サービス

(要支援1・2)

介護者に不都合(病気、介護疲れ、旅行等)が生じ、介護困難になった場合に一定期間入所サービスが受けられます。

年間行事予定

1月
初詣など
2月
節分(豆まき)など
3月
寿司の日、ひな祭り見学
おやつ(おはぎ・大学芋等)作りなど
4月
お花見など
6月
運動会、あじさい見学、季節の味わいの調理(たけのこ・フキ等)など
8月
夏まつりなど
10月
コスモスツアー
11月
紅葉狩り、菊花展見学など
12月
クリスマス会、餅つきなど

1日の過ごし方(一例)

6:30
起床
8:30
朝食
コーヒー、おやつ(ティータイム)
9:00
健康チェック、リハビリテーション、入浴
12:00
昼食
14:00
入浴、レクリエーション
15:00
おやつ、クラブ活動
17:30
夕食
21:00
消灯

ご入所までの流れ

ご利用料金

入所料金(多床室・1割負担概算)

  1ヶ月料金 1日料金 内訳
施設サービス費 居住費 食費 日用品費 教養娯楽費
要介護1 89,250円 2,975円 788円 437円 1,600円 100円 50円
要介護2 90,690円 3,023円 836円 437円 1,600円 100円 50円
要介護3 92,550円 3,085円 898円 437円 1,600円 100円 50円
要介護4 94,080円 3,136円 949円 437円 1,600円 100円 50円
要介護5 95,700円 3,190円 1,003円 437円 1,600円 100円 50円
※1ヶ月30日として計算
※上記金額にご利用者の状態および施設の体制等により、別途12,000~20,000円程度加算があります。
※個室利用は別途相談となります。
※所得に応じた減額制度があります。ご相談ください。

その他費用

電化製品(テレビ、電気毛布等) お持ち込みの場合、1日1点につき50円(別途消費税)
散髪 1,500円/回
訪問歯科等 医療保険適用となり別途自己負担となります。
クリーニング 通常洗濯 1回700円
ドライクリーニングは別途業者指定金額

さつき苑のご案内

指定居宅介護支援事業所さつき苑

私ども指定居宅介護支援事業所さつき苑は、高齢者が要介護(要支援)状態となった場合、 一人ひとりの希望や心身の状態を考慮しながら可能な限り、住み慣れた環境で、 自立した日常生活が継続できるよう介護支援専門員(ケアマネジャー)が居宅介護サービス計画を作成、居宅介護支援を提供します。
地域に根差した居宅介護支援事業所として、今後ますます真ごころと、思いやりを忘れず、 ご利用者様と接し地域医療や地域福祉に貢献していきます。

管理者 松本 ゆかり

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施設概要・アクセス

施設名称 介護老人保健施設 さつき苑
所在地 大分県中津市三光土田1243-4
TEL 0979-26-8022(0979-26-8024 居宅直通)
FAX 0979-26-8023
定員 92名
協力病院 松元整形外科医院・酒井病院・野中内科クリニック・中津胃腸病院・ながの歯科医院・中津脳神経外科病院
運営主体 医療法人 誠雅会